この週末も雪だった。
今朝もちらちら。職場でもちらちら。
よく雪が降る冬だ。
毎朝職場へ行くとまず「古文書室」に入る。
この部屋に入った瞬間の体感温度で
季節の移り変わりを感じて一年と半年。
でも去年の冬とはちょっと違うような。
温度湿度を一定に管理しているこの部屋に
良いのか悪いのか私たちのロッカーがある。
室温は22度。湿度は、忘れた。
私がはじめてこの部屋に入ったのは9月1日。
「涼しい~」
冷房がよくきいている部屋だなあ、と思った。
駅から歩いて軽く汗ばんだ体に「古文書室」は毎朝快適だった。
(そんな湿度を入れてはいけないはずだけど)
その後、特に慣れたせいかなにも思わなくなっていた11月のある朝、
ふと「あれ、今朝はあたたかい」となった。
そして気持ちよいぐらいのあたたかさが続いて年があけ、
いつの間にか春が来て、ゴールデンウィーク前にふと
「あ、なんか涼しい・・・」
8月、9月は「冷え冷え」なぐらい。
この冬、特に年が明けてから。特にここんとこ。
おはようございます~と事務所で挨拶して
古文書室のドアを開けた瞬間、むわっ。
「・・・暑い」
昨冬は「ぽかぽかして気持ちいい~」ぐらいにしか感じなかったはず。
やっぱり今朝も22度。
不思議な22度。
この部屋が涼しくなる日がまた来るなんて、
今は信じられない。