←満月とオーロラ
友だちからカナダのお土産とお土産話をもらった。
オーロラ、犬ぞり、マイナス20度の世界の話。
写真もたくさん見せてみらった。
林の合間のオーロラ、緑のオーロラ、
凍ったバナナ、凍った睫毛、
スターダスト、夕陽に輝く雪原。
その日は彼女の職場の先輩も一緒だった。
「ゴリラに会いにアフリカに行った先輩」の話を一度聞いてみたいと思っていた。
ランチを食べつつ、車で移動しつつゴリラやアフリカの話を聞く。
私が「赤い砂漠に行きたい」と言うと
「行ったよ。赤い砂、少し持って帰ってきた」と。
世界で一番古いといわれる、その赤い砂漠、
ナビア砂漠がはじめてのアフリカの旅だったそうだ。
はじめてその砂漠へ行った人の話が聞けた。
砂山の上から朝陽を見た、とその時の写真を見せてもらった。
今年もまたアフリカに行かれるらしい。
何を観る、という予定もなくシネコンへ向かう。
東宝だったら、「ラスト・コーション」「歓喜の歌」「ライラの冒険」・・・
とかはじめは思っていたけど、自然と三人で「earth」を選ぶ。
この映画は子どもは500円で見ることができる。
土曜日ということもあって親子づれがほとんど。
ポップコーンの匂いが漂い、なんとなく館内がワサワサしている。
こういう環境で映画を観るのも珍しい。
「子どもたちって観ながらワーキャー言うのかな?」とか思っていたら
私たちが「おー」「うおっ」「あぁ~」となっていた。
画面に食い入りながらハラハラして、応援して、せつなくなったり、笑ったり。
50万年前の隕石衝突で地軸が23.5度傾いた地球。
太陽、水、生命。ほんとに奇跡のような必然のような。
美しくて、素晴らしくて。
でもそれだけでは済まされなくて。
オカバンゴへの命をかけたゾウの大移動。
アザラシの群れの横で力尽きる白熊。
もう一度映画館で観たい。