最近、手帳売り場をうろうろしている。
去年は仕事で手帳を使うことはないので
好きな色が表紙で月ごとだけのすっきりとしたスケジュール帳を。
仕事とプライベートと手帳を分けた時もあるけど、
まったくプライベート用を使わなかったのでやめた。
仕事が忙しかった時はスケジュール管理用と打ち合わせ用と分けたり、
たくさん書ける分厚いのにしたり、システム手帳にしたり、
野口さんの「超」整理手帳にしてみたり・・・。
社員時代も使い勝手の良い手帳をそれなりに考えて選んだ。
アルバイト時代も日記帳と兼ねたり、小遣い帳と兼ねたり、
読んだ本や観た映画のことをメモしたり・・・と
その年ごとに楽しく使える手帳を選んだ。
こんなに悩む年ははじめてだ。
10月はじまりか12月はじまりが欲しいから、
そろそろ決めたいんだけど、なかなか決まらない。
もう書き込みたいことがいろいろあるのに。
ようやく三冊ほど候補が絞れた、それでもやっぱり決めかねる。
手帳が決まらないんじゃなくて、来年の自分が決まらない。
どんな手帳が必要なのかがわからない。
なんかイメージができない。
文具売り場や雑貨店のほか、手帳探しに書店にも通った。
で、話は飛ぶが気になる作家さんと出会ってしまった。
上橋菜穂子さん。
「守り人」シリーズが人気の作家さんだけど、
アニメや漫画化されていてそっちの色がついてしまって活字は読んでいない。
もう10巻くらい出てるし・・・。
手帳探しに頓挫して、休憩がてら隣の児童文学のコーナーをちょっと覗くと、
なんか平台にいびつな山が出来ていた。
表紙だけみるとマンガのような文庫、新書サイズの本が低く並べられてる中、
どーん、どーんとぶっとい書籍が高く積まれていた。
『獣の奏者 I 闘蛇編』
『獣の奏者 II 王獣編』
帯の言葉にもひかれて、ちょっと立ち読み。
大きな活字、挿絵も甘ったるくなくて好き。
小学二年生になる姪っ子にはまだ早いかな・・・
っていうより、自分が読みたい・・・
この作家さんは文化人類学者なんだ・・・。
ジュンクだったら椅子を探したな。
思わず手帳予算がこの本にまわされそうになったけど、とりあえず我慢。
と、思ったら今日の夕刊で上橋さんが紹介されていた。
この人になんか惹かれるなあ。
しかも?ガンダム好きの攻殻機動隊好きなんだ
研究者としての著作『隣のアボリジニ―小さな町に暮らす先住民―』も読んで見たい。
手帳は来年の抱負?をも少し練ってから年末に買うことにして
とりあえず自分と姪っ子用に『獣の奏者』を買っかなと。