★ラン・ラン(郎朗 Lang Lang)
<演奏&サイン会>
♪play♪ ・春舞
♪an encore♪ ・モーツアルト/ピアノ・ソナタ 第10番 第三楽章
■2006.10.20 JEUGIA 梅田ハービスENT店
<Piano Recital>
♪Program♪
・モーツアルト/ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
・ショパン/ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
・シューマン/子供の情景 op.15
・ラフマニノフ/前奏曲 変ロ長調 op.23-2
前奏曲 ト短調 op.23-5
・リスト/「巡礼の年 第2年」から ペトラルカのソネット 第104番
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調(ホロヴィッツ編)
♪an encore♪
・呂文成/平湖秋月
・おぼろ月夜
・リムスキー=コルサコフ/くまん蜂の飛行
■2006.10.21 兵庫県立芸術文化センター
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ラン・ラン、郎朗は中国語で「輝く」という意味、らしい。
まだ24歳。
最初に出会ったCDジャケットは「いがぐり頭のやんちゃ坊主」。
2000年録音とあるから17、8歳頃か。
次のアルバムでは「西郷さん」。20歳前後の頃かな。
JUGIAの小さなイベントスペースで目の前にした24歳のラン・ランは
ちょっとびっくりするくらいに「男前」になっていた。
はじめて生で聴くラン・ランの音にはもっと驚かされた。
中国のピアニストではブーニン以来のショパンコンクールの優勝者、
「キムタク」に似ているといわれるユンディ・リの方が日本では人気。
こないだの大阪公演のチケットも完売していた。
「ホリエモン」に似ているといわれるラン・ランの大阪公演は、
当日もA席が少しだけど残っていた。今年の来日公演の最終日なのに・・・。
兵庫県立芸術文化センターの大ホールはいつもほぼ完売状態なのに・・・。
二人はともに1984年生まれ。国際的なデビューも活躍もラン・ランの方が早い。
ユンディ・リがピアニストの名と知っていてもラン・ランは日本ではまだパンダの名前。
私もはじめて生で聴くくせに、CDもお金を払って買ってないくせに、
ラン・ランはもっと日本でも知られて支持されるべきピアニストなのに~!
なんて、公演前はちょっと悔しかった。
でもそれはまったくのいらん世話。
きっと次に来日する時にはチケットをとるのが難しくなると思う・・・。
リスト、最後の一音が響ききって消えた瞬間のブラボーと
アンコールを3回受けて会場が明るくなってもなお残る拍手。
そして公演後、会場の外にまであふれたサインを求める人の
今までに見たこともないくらい長い列。
3歳でピアノに触れ、5歳ではじめてのコンクールに優勝、
13才で国際的なコンクールで優勝・・・
「神童」ラン・ラン、「若き天才」ラン・ラン、
でもそんな言葉が似合わないし、そんな言葉でおさまらないし。
なんか、そんなに急いで熟していかないで・・・ほしい。
住んでいる場所は「飛行機の中」で毎日が「クレイジー」だと笑っていたけど、
どうか、体に気をつけて。
私も長生きするから、これからもずっとその音を聴かせてほしい。