●ひかりのあめふる屋久島/田口ランディ
「私とは違う生き方を選んだ生物。
人間とは違う進化を選んだ生き物の楽園」
まだ行ってもいないのに、「ああ、何度も行きたい!」と思いつつ、
楽しく、興味深く、いろんな景色を脳みそに浮かべて読んでいった。
コケのシンクロニシティの話が特に面白かった。
本を貸して下さり、ありがとうございました。
本を届けて下さり、ありがとうございました。
ふと、筆者が屋久島に通いだした時期と、
はじめて長編小説を書く源になったと聞く「兄の死」は、
関係あるのだろうか・・・と気になる。
後半、「森の中で思いがけず去年亡くなった兄の姿と会う」話が出てきた。
読み終えて、本屋に向かった。
●コンセント/田口ランディ
「兄の死体は十分に腐敗して異臭を放ちながらその存在感で参列者を圧倒し、
火葬場へ運ばれていった。
いっそのこと、最後まで腐らせてやりたいなと思った」
コンセントを読み終えて、もう一度「〜屋久島」の後半、
「ジャングルの画家」「モノリスを伝う雨粒」の章を読みかえす。
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今から少し寝て、数時間後には飛行機に乗る。
昼すぎにはもう屋久島だ。
台風3号の進路が気になる。
大学時代の友人との旅には、もれなく大雨、大雪、台風などがついてくる。
友人いわく私が「雨女」ならぬ「嵐女」らしい。
旅の天気はともかく、
雨や台風の被害がこれ以上でませんように。