ソウルから高速バスで約2時間半。
百済の最後の都であり、朝鮮王朝の発祥地、全州へ。
600棟以上の伝統家屋が残る韓屋村。
入り組んだ路地。オンドルの煙突。
空に沿った瓦屋根や暖かい色した土壁。
観光客の多い昼間より、朝の静かな時間に散歩を楽しむ。
宿泊できる韓屋も多い。
朝ごはんの支度をする庭をちょっと覗いてみたり。
私たちの韓屋で一泊。
鍵はスッカラ(匙)。
朝、琴の音で目が覚める。
そっと扉をあけると女主人が琴を指で弾いている。
直接指で弾いて、弦を力強く抑える振動が板の間に伝わる。
カヤムグ(伽耶琴)奏者でもあるこの主人の演奏で目を覚ます朝。
これだけでもここに来て良かったと思った。