毎年、七月の土曜日に三週連続で大学で開催される
大きな講演会が終わると少しほっとする。
ここで私の仕事の内容や流れがちょっとばかし変わる。
先週まで試験中の学生でわさわさと活気づいていたキャンパス。
空けて今日。一気に人影がなくなり、チャイムが消えた。
静まりかえった書庫の中に蝉の声が響く。
そして今年もこのタイミングでしみじみと思う。
「ああ~今年も後半に入ったな」と。
・・・もうとっくに半分すぎてはいるのだけれど。
後半戦は忙しい。
そして今年はいつも以上に忙しい。
図書館システムが変わる。
書架の大移動がある。
職場の引越しがある。
担当している学術雑誌の掲載論文数が過去最高に多い。
かつ締め切りは例年通りなのに発行日が2ヶ月前倒しになる。
この春から6人体制から4人体制へと人員が削減されている。
うーん、大丈夫かな。
残業が1分たりとも許されない立場がちょっと厳しいけど。
正直、ここでいつまで働かせてもらえるかわからない。
好きな職場で好きな仕事・・・後悔のないように働こう。
今日は古紙回収日。
年明けの引越しや書架移動の準備はすでにはじまっている。
男手が少ない今の職場で肉体労働担当である私は
朝から10箱以上のダンボールや廃棄図書、雑誌を台車に積み上げ、
台車を転がし、下ろして、また、積み上げ・・・汗だくになる。
ダンボールを運ぶ時、腕やら尻やら腿が痛かった。
それは間違いなく昨日、愛宕山に登ったからなのだけど、
なぜ、腕、というか胸筋が痛いのか??
昨日はとても楽しかった。しんどかったけど辛くはなかった。
前半はやっぱりへこたれたけど、
冷却グッズをもらい、凍ったアクエリアスをもらい、
そのたびに元気になって、息は切らしても楽しく歩けた。
前回は気持ちが一度切れてきつかった・・・。
いっぱい汗かいて、おまいりできて、
温泉入って、おいしい餃子と中華を食べて、
たくさんの面白そうな本を借りて、
本を読みながら、うとうとと昼寝して、
目が覚めたら父親が畑で収穫したばかりの胡瓜をかじって。
幸せな一日で七月を締めくくって
自分にとっての「折り返し」を迎えられて嬉しい。
どうもありがとうございました。