7月最終日。
今日も蒸し暑いなか土曜出勤、職場を出たら夕立…
全身が湿気て、マスクは蒸れて、足元は濡れて。
でも気持ちは晴れた!
やったあ!終わった!
終わってないけど、終わったあ!
今の職場では過去一番の荷が重い仕事があって、
ずっとしんどかった。
その為に通常の仕事も滞り、
コロナ禍でさらうまく進まないことや混乱もあり、
ずっとずっとしんどかった。
外との小難しい打ち合わせはオンラインばかりで、
中では在宅の多い職員さんとすれちがいばかり。
この年になって、この立場で、この待遇で
こんなにも荷が重いことを任されてしまうのか。
指示もなく、ソフト&ハードの提供もなく、
ノウハウのない新しいことに対応しなくてはならないのか。
疑問と不安と不満が爆発寸前だったけど、
同じ立場の同じ年の同僚がものすごく頑張る姿を見て、
なんとか堪えて、出来る限りのことをしようと気持ちを切り替える。
「仕事」の向こう側にいるひと、あるものは大切にしてきたし、
大事に思っていたから。
同僚の仕事ぶりにそのことを思い出す。
気持ちを切り替えても、能力はかわらない。
自分がどんくさくて、あかんたれすぎた。
久々にダメすぎる自分とがっつり対面。
自分への不満のコントロールは難しかったな。
ここ数年は年々仕事の負担が大きくなっていたけれど、
大変だ大変だと言いながらも、
経験済みの範囲に少し情報更新する程度、
楽に仕事してきたようだ。
秋から冬、すっかり体も頭も疲弊して、
心を解放する場も制限されていたせいか
気持ちもずっと晴れず、曇り、荒れていた。
体力的にはきつかったはずのダブルワークも、
今年に入ってからは良い気分転換になった。
何も考えず一心不乱に入力だけすればいい、
やることが明確でマニュアルがあって、聞けば答えてくれる人がいる。
同じ時給の仕事なのに、こうも違うんだな。
旅に出たい、liveに行きたい、友だちとワイワイしたい…
すっきり深く眠りたい…
観たい映画や読みたい本もあったけど
気持ちがのらず見逃したり本棚に戻したりを繰り返す。
なんだかぴしゃりと閉じていた。
反面、かつてないほど同じ映画を繰り返し観たり、
夜のバイトがない日はミックスジュースを飲みながらガチャを回したり、
ミニチュアを集めてみたり、作ろうと目論んでみたり、諦めたり、
別の扉がぱかっと開いたりもした。
暖かくなり、暑くなり
世の中も仕事もなんやかんななんやかんや。
5月には少し、
6月の山を越えれば、
7月…7月を無事に乗りきれば…
今日の土曜出勤も少し緊張する仕事であり、
節目な仕事だったけど、無事に終わる。
大きな仕事は同僚が仕切ってくれてたから、感謝しかない。
職員が出勤していない中での30分の昼休憩、
同僚の軽食はケンタッキーだった。
私と違っていつもきれいに化粧して髪を整え、
冷たいものやジャンクフードは口にしない同僚。
ちょっとビックリして思わず「珍しいね」と声かける。
「そりゃだって…」
同僚の負荷もストレスも相当なものだったから、
それゃ普段食べないジャンクフードも今日は、今日だから…。
本当におかげさまで、お疲れさまでした!
給湯室の片付けをしながら、
ほっとひと息。
あ、雨ふってる、雷鳴ってる、帰り際に最悪!
といいながらも声が弾む。
振り返れば私はたいして何もしてないけど、
お疲れさま!
自分に嫌気がさしたままやし、
凹みもまだぼこぼこやし、
まだ終わってもいないけど、
とにかく区切りにしていた7月が終わった。
やっぱり嬉しい!
ため息でないひと息ついて、気持ちも軽くなりました。